トップページへ 「野ざらし」雷門助六 動画で見る 立体動画で見る 音声のみを聴く 視聴方法

この演目について

独り者の八五郎ことはっつぁんが、同じく独り者の筈の長屋の隣のご隠居の家から深夜、若い女の声がしているのを知る。
はっつぁんが壁に穴を開け覗けば、若い娘と隠居がよろしくやっているのを目撃してしまう。次の日、はっつぁんは隠居に、あの娘は何者だと問い詰める。
隠居が言うには、向島の土手で釣りをしていると、魚は釣れなかったが野ざらしのドクロを見つけたので供養をしてやった、 すると夜中なって娘がお礼を訪ねてきた、と怪異な幽霊の恩返し譚を語る。これを聞いた釣りなどやったこともないはっつぁんはいい女のドクロを釣りに向島へ向かうが…。

この噺の元ネタは、中国の「笑府」という笑話集中の『学様』。
隠居当たる男には美人の代表楊貴妃が訪れ、真似した男の所には三国志の張飛がやって来るという話。


プロフィール

■九代目 雷門 助六(かみなり もんすけろく)
落語芸術協会所属。
神奈川県横浜市出身。本名は岩田孝允。
出囃子は『助六ばやし』。
八代目助六の芸を受け継いだ、「松づくし」「あやつり踊り」の第一人者。
■略歴
昭和22年1月13日生まれ
昭和40年4月 八代目雷門助六に入門。前座名は花助
昭和43年9月 二つ目に昇進
昭和56年10月 真打昇進。八代目の前名、二代目雷門五郎を襲名
平成8年1月 九代目雷門助六を襲名
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